インド工科大学デリー校(IIT-D)は6月16日、LGエレクトロニクス(LG Electronics)社と、スマート家電や省エネルギー技術の共同研究を推進する戦略的パートナーシップに関する了解覚書(MoU)を締結したと発表した。
調印式はIIT-Dで行われ、ランガン・バネルジー(Rangan Banerjee)学長と、LGホームアプライアンスソリューション(LG Home Appliance Solution Company)社の研究開発センターを率いるヒョン・ウク・リー(Hyun Uk Lee)副社長が出席した。
今回のパートナーシップでは産業界と学術界の知見を結集し、持続可能な家庭生活に関する将来の課題に対応することを目的としており、スマート家電の開発やエネルギー効率の高い技術の導入、顧客志向の製品設計に関する共同研究、技術開発および人材交流の推進などに重点が置かれている。
リー副社長は「インド有数の研究機関と連携できることを大変嬉しく思います。このパートナーシップは、より持続可能でつながりのある生活体験という当社のビジョンを実現するための、オープンイノベーション促進と未来志向の技術開発への当社の姿勢を示すものです」と述べた。
締結にあたり、IIT-Dの研究者らは、LGのビジョンに沿った既存および提案中の研究プロジェクトを紹介した。また、LGの代表団は同大学内の選定された研究室を視察し、今後のより深い連携の可能性を探った。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部