博愛キャンパスに高精度放射線治療センターを共同で設立 台湾・陽明交通大学

台湾の陽明交通大学(NYCU)は1月8日、新竹博愛(Boai)キャンパスで建設中の竹銘病院(Chuming Hospital)に加速器を用いたホウ素中性子捕捉療法(AB-BNCT)システムを導入すると発表した。

(出典:NYCU)

NYCUは台湾における次世代のがん治療の向上に取り組んでいる。AB-BNCTの導入は、台湾全土の患者に最先端の精密放射線治療のアクセス機会を拡大する。新竹博愛キャンパスに設置されるAB-BNCTシステムは、台北栄民総合病院(TVGH)で稼働中のシステムに続く、NYCUにとって2台目となる。この取り組みは、台湾の高精度放射線治療と先進医療技術における主導的立場を強化し、国内のがん患者に具体的な恩恵をもたらす重要なステップである。

AB-BNCTは、腫瘍細胞に選択的に蓄積するホウ素含有化合物を投与し、標的を絞った中性子ビームががん細胞内部で反応を引き起こすことで、健康な組織を維持しながらがん細胞を破壊する。この技術は、最も先進的な腫瘍放射線治療法の1つとして認知されている。

AB-BNCTの導入のためNYCUのチーホン・リン(Chi-Hung Lin)学長、ヘロン・ニュートロン・メディカル(Heron Neutron Medical Corp)社のシー・ルン・シュ(Chi-Rung Hsu)会長、竹銘基金(Chuming Foundation)のツァイ・ウー・リウ(Tsai-Wu Liu)CEOは、産学医療協力の意向覚書に署名した。

3者はAB-BNCTセンターを共同で設立し、研究、工学、臨床ケアの重要な資源を統合して、高品質でエビデンスに基づくがん治療を提供するとともに、世界的に競争力のある医療・研究プラットフォームの構築を目指す。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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