2026年トップ100グローバル・イノベーターに10回目の選出 台湾ITRI

台湾の工業技術研究院(ITRI)は1月21日、クラリベイト(Clarivate)社が発表した「2026年トップ100グローバル・イノベーター」に選出されたと発表した。

ITRIは9年連続10回目の「トップ100グローバル・イノベーター」に選出された
(出典:ITRI)

ITRIの選出は通算10回目で、9年連続となる。研究成果や知的財産の活用が評価された。今年選出された研究開発機関はわずか3機関で、ITRIはその1つとなった。トップ100グローバル・イノベーターは、特許データを基に技術の独自性、影響力、グローバル展開、成功事例、出願件数などを指標として選定される。クラリベイトの知的財産担当社長であるマロウン・S・ムラド(Maroun S. Mourad)氏は、ITRIは世界的な特許保護への継続的な投資を通じ、卓越したイノベーションを示していると評価し、高度な研究を長期的な産業競争力の強化につなげている点を強調した。

ITRIは、学界、産業界、研究コミュニティーを横断した研究開発体制を構築し、人材育成と産業ニーズを結び付けるバリューチェーンの形成に注力している。特に、ドローンやロボット工学などの重点分野で、特許取得済み技術の産業展開を進めている。また、特許ポートフォリオを活用し、国際的な連携を強化することで、台湾企業が世界市場で競争力を確保する支援を行っている。

知的財産の長期的な価値向上に向け、ITRIは市場主導型の特許戦略を採用している。技術を活用した特許管理や特許マッピングシステムを通じて、研究開発の初期段階から特許計画と展開を統合し、研究開発成果が産業需要に即した形で持続的な影響を与えることを目指している。

2026年のトップ100グローバル・イノベーターには、オランダのASML社、米国のApple社、クアルコム(Qualcomm)社、ダウ(Dow)社、日本の三菱電機、東芝などの企業も名を連ねている。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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