台湾の国家科学及技術委員会(NSTC)は3月6日、国家実験研究院・台湾半導体研究センター(TSRI)で「AI新十大建設―高速量子計算国家戦略」発表会を開いた。頼清徳総統のほか、関係省庁や研究機関、台湾内外の企業代表が出席し、「AI新十大建設」の一環として量子技術育成を本格化する方針を示した。
頼総統は「台湾の量子技術が基礎研究段階から応用段階へ移行した」と強調。高速量子計算について、デジタル防衛、情報セキュリティー、次世代産業転換を支える重要技術と位置付け、「量子国家チーム」を「量子国際チーム」へ発展させ、友好国との協力を進める考えを示した。
NSTCによると、第1期計画では超伝導量子ビットやシリコン系量子ビット、低温制御モジュールなどの開発が進展した。今後は「AI新十大建設」の下で、北部の検証拠点稼働、南部の計算センター整備、産業チェーン育成、国際協力拡大を柱に、量子計算の実用化を加速させるという。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部