台湾の陽明交通大学(NYCU)は5月7日、人工知能(AI)時代の半導体人材育成を目的に、米国のパデュー大学(Purdue University)とオンライン専門教育プログラム「半導体アカデミー(Semiconductor Academy)」を共同で創設したと発表した。

(出典:NYCU)
本プログラムは、世界最先端のチップ製造産業を擁する台湾と、半導体研究・設計・イノベーションで世界をリードする米国、それぞれの中核に位置する2大学が連携して開発した。AI向けチップ設計、半導体材料・デバイス、先端パッケージング、信頼性、IC設計、EDA、半導体産業マネジメントなど、半導体サプライチェーン全体の主要分野を扱う柔軟なオンラインコースを提供する。
初期開講の21コースのうち18コースをNYCUの教員が開発し、パデュー大学が3コースを担当した。NYCUの幅広い半導体研究・工学教育・産業連携の知見が反映されたカリキュラムとなっている。
各コースは約2時間の学習コンテンツで構成され、オンラインでモジュール形式・積み上げ式に受講できる設計となっている。在職中のプロフェッショナルやエンジニアなどを主な対象とし、自身の専門目標や業界ニーズに合わせて学習内容を調整できる。本プログラムはまた、半導体プロフェッショナル向けのグローバルデジタル学習プラットフォームであるSEMI Universityでも提供される予定だ。パデュー大学が開発するトランジスタ基礎、ナノリソグラフィー、RF設計、半導体応用データ解析などの追加コースは2026年夏の開講を予定する。
パデュー大学電気・コンピューター工学のマーク・ランドストローム(Mark Lundstrom)特別教授は、「半導体のイノベーションには、技術スタック全体への深い理解が必要となります。パデュー大学とNYCUの強みを結集した半導体アカデミーは、業界の未来を形成する技術について、厳格でグローバルな視点を学習者に提供していきます」と述べた。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部