仏の国立研究機関とAI・サイバーセキュリティ・半導体で連携 台湾・成功大学

台湾の成功大学(NCKU)は7月8日、フランス国立情報学自動制御研究所(Inria)の代表団を3日に迎え、人工知能(AI)やサイバーセキュリティ、半導体、ロボティクス、高性能計算などの研究分野での連携について協議し、台仏の高等教育・研究協力をさらに強化して、世界的な影響力を持つ長期的で持続可能な研究パートナーシップの構築を目指すと発表した。

代表団は、Inria国際関係部長のセシル・ヴィグルー(Cécile Vigouroux)博士、台北フランス事務所のポーリーヌ・ラヴィネ(Pauline Ravinet)科学・大学協力担当官、台湾の国家サイバーセキュリティ研究院(NICS)に派遣されているエクスペティーズ・フランスのレオ・ガイヤール(Léo Gaillard)サイバーセキュリティ専門家らで構成された。NCKU側は、シーウォエイ・チャン(Shyy-Woei Chang)常務副学長をはじめとする関係者が出迎えた。

同常務副学長はあいさつで、今年初めのグルノーブル・アルプ大学(UGA)訪問に触れ、InriaがデジタルサイエンスやAI、学際研究で重要な役割を担っていると述べた。NCKUは「リサーチクラスター」を軸とする国際連携モデルを推進しており、UGAやInriaなどフランスの主要研究機関との連携を通じて持続可能な研究ネットワークの構築と次世代人材の育成を目指すと強調した。

同博士は、近年フランスと台湾が科学協力を強化しており、デジタル技術が共通の戦略的関心分野として浮上していると述べた。Inriaはフランスの国立デジタル科学技術研究所であり、AI、サイバーセキュリティ、高性能計算、量子計算、デジタルヘルスなどで国際的な専門性を持つと紹介した。また、技術移転と社会的インパクトを生む実用的な解決策を重視する姿勢が、産学連携を重視するNCKUと合致すると語った。学際的なチームが新たな科学的展開に迅速に適応する独自の「プロジェクトチーム」研究モデルにも言及し、台湾がInriaの重要な国際パートナーの一つになったとして、共同研究や学生の共同指導、研究者交流を通じた連携拡大に期待を示した。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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