2021年08月
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日印共同科学プログラムの募集開始 インド科学技術庁・日本学術振興会

インド政府科学技術省・科学技術庁(DST)と日本学術振興会(JSPS)は、インドと日本の科学者の間での二国間科学協力を促進するために、日印共同科学プログラム(IJCSP)を実施している。DSTは7月15日、IJCSP共同研究プロジェクトおよび共同ワークショップ・セミナーに関する提案募集を発表した。提案書提出の締め切りは2021年9月8日で、対象研究分野を含め募集概要は以下の通り。

対象分野:

  • (a) 物理科学
  • (b) 化学科学
  • (c) 生命科学・農業
  • (d) 数学・計算機科学
  • (e) 天文学・地球科学
  • (f) 材料学・エンジニアリング
  • (g) 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)関連(COVID-19の前後)

プロジェクトの期間:

プロジェクトの期間は最長で2年とし、相手先への訪問は1年10カ月以内に完了する。

支援の種類:

派遣側は国際旅費を提供し、受入側は宿泊費、日当、現地での旅費を含む現地での滞在費を提供する。

DSTの支援:

DSTは研究者の以下のような訪問交流に必要な費用と臨時費用(年間25,000ルピー=約37,000円)を提供する(ただし、消耗品費、人件費、設備費などその他の支援は除く)。

  • インド側研究者への、指定された研究場所までの往復の国際航空券、ビザ代、空港税、承認された訪問期間中の海外医療保険料、インド国内での空港送迎の費用。
  • インドで開催されるジョイント・ワークショップ/セミナーの場合、選ばれたインド人参加者の現地での旅費および開催費用についても、DSTの規定に基づいて支援を検討することが可能。ただし、COVID-19パンデミックのため、バーチャルワークショップ/セミナーの開催を推奨する。
  • 日本側研究者には、ゲストハウスでの宿泊費、日当、空港送迎を含むインド国内での旅費をDSTの基準に基づいて支援する。

一方、日本学術振興会もインド側が発表した同日(7月15日)、令和4(2022)年度分募集要項において、A対応機関枠にインドDSTを追加した。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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