インド政府のJitendra Singh(ジテンドラ・シン)科学技術相は、同省はDBT(バイオテクノロジー庁)、DST(科学技術庁)、SERB(科学技術研究委員会)、CSIR(科学産業研究評議会)の各スキームとプログラムを通じて、科学技術政策において農村住民などの社会的弱者への支援に重点を置いていると表明した。8月3日に発表した。
同相によれば、DBTは過去5年間で64のプロジェクトで、約3万9000地域の農村について農業・関連セクターでのプロジェクトの実施を通じて女性や若者を支援してきたという。
また、科学技術省は、科学技術を手頃な価格で社会的弱者が利用できるようにするために、新興分野に焦点を絞った研究に取り組んでいる。
主な新興分野は以下の通り。
これに関しDBTは、バイオリソーステクノロジークラスターに関する特別プログラムを開始しており、これまでに9つの研究クラスターが確立された。また、Biotech-Krishi Innovation Science Application Network(Biotech-KISAN)というプログラムでは、科学者と農民のパートナーシップスキームを実施している。このプログラムの下で、これまでに36のBiotech-KISANプログラムのハブが国内の15の農業の気候帯の全てをカバーして設立された。このプログラムの活動は112の地区で実施され、200,000人以上の農民に直接的または間接的に利益をもたらしている。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部