2021年11月
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インド、グリーン水素のグローバルハブに 科学技術相表明

インドのジテンドラ・シン(Jitendra Singh)科学技術相は、インドは近い将来、グリーン水素のグローバルハブになる可能性があると表明した。9月3日に発表した。

同相は、バイオ燃料、再生可能エネルギー、グリーン水素の迅速な導入により、インドはカーボンニュートラルに向けて主導的な役割を果たす態勢が整っていると述べた。インド政府はすでにモビリティセクターへの水素燃料と技術の適応を奨励しており、鉄鋼、セメント、ガラス製造業などの多くの産業がすでに水素を使用し始めているという。

同相はまた、インドは再生可能エネルギーの目標を450 GWに設定しており、それを達成するための段階を順調に進めているとし、インドは他の国と比較して最も低いコストで水素を生産する基盤を整備しているので、インドは水素の輸出のハブとなる準備ができていると述べた。2030年には、グリーン水素の年間輸出は、東アジアとEU(欧州連合)に対して1,040万トン、約200億ドルの市場になると予想されているが、インド政府はこの目標を実現するためにすべてのステイクホルダーに支援を提供する準備ができている。

同相によれば、インドのモディ首相はグリーン水素に重点を置いており、国の目標は「水素212」であると述べた。その意味は、2ドル / kg未満でのグリーン水素生成コスト、1 ドル / kg未満での燃料補給コスト、そして、現在の技術からグリーン水素技術への転換まで2年未満であるという意味である。

同相は、インドのエネルギー需要は今後も増加していくが、インドにおける再生可能エネルギーのシェアは2050年までに少なくとも50%に達すると予想されていると述べた。 従って二酸化炭素(CO2)2排出量は45〜50%となるとのことである。

また、サンジェイ・グプタ(Sanjay Gupta)インド商工会議所会長は、インドの水素エコシステムの開発が「メイク・イン・インディア(Make in India)」イニシアチブを後押しすると語った。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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