2022年06月
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米NSFとコボティクス・AI分野で共同研究 インド工科大学デリー校の技術革新ハブ

インド工科大学デリー校(IIT-D)は、同校の技術革新ハブ(TIH)であるI-Hub Foundation for Cobotics(IHFC)が、人とロボットの協働であるコボティクス(Cobotics)や人工知能(AI)の研究において米国立科学財団(NSF)と共同研究を行うことを発表した。3月14日付。

インド政府の科学技術庁(DST)は、在ワシントン・インド大使館と共にこの提携を実現し、その中でIHFCはこの提携に最も求められている機関の1つに挙げられた。IHFCは、DSTの「学際的サイバーフィジカルシステムに関する国家ミッション(NM-ICPS)」の下で資金提供されている機関である。IHFCとNSFは、このプロジェクトに対する追加資金についても発表した。IIT-DとNSFは、工学の分野に高い専門性を持ち、コボティクス/ロボティクス、AI、機械学習などの分野の研究者とも連携している。

IIT-Dの教授でIHFCのプロジェクトディレクターであるサハ(Dr. S.K. Saha)博士は追加資金に関して、「IIT-DのTIHであるIHFCは、コボティクスプロジェクトの研究開発資金に500万インドルピー(約800万円)を追加提供することを決定した」と表明した。

その対象者についてIHFCは、

  • 医療シミュレーション
  • ドローン技術とアプリケーション
  • ヘルスケア・ロボット
  • リハビリテーション・ロボット
  • 人間とロボットの相互作用
  • インテリジェント・センシングと安全な通信
  • インダストリー4.0とその先の分野

―において研究する研究者に資金を提供するとしている。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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