2023年01月
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インドの大気と気候変動課題の研究等で貢献へーインドとフィンランドがMoU締結

インド工科大学デリー校(IIT-D)は、フィンランドのヘルシンキ大学と学術協力のための了解覚書(MoU)を締結したと発表した。IIT-Dとヘルシンキ大学は、大気と気候変動に関するインドの課題解決に貢献することを目的として、研究、教育、企画、新しい測定技術の開発と試験、研究インフラの構築と運用等の分野で協力するプログラムを立ち上げることに合意した。

このMoUは、IIT-Dの国際プログラム長のナヴィーン・ガーグ(Naveen Garg)教授、同大学大気科学センター長のソムナス・バイディヤ・ロイ(Somnath Baidya Roy)教授、ヘルシンキ大学理学部長のサス・タルコマ(Sasu Tarkoma)教授の3氏によって署名された。

IIT-Dとヘルシンキ大学は、教育・研究の相互利益のために、期間限定で教員と学生を交換し、学生とポスドクを共同で指導する。また両大学は、IIT-Dのソニパット・キャンパスの大気観測所などの研究インフラの計画、建設、運営に協力する。

IIT-Dのロイ教授は、「私たちはすでに世界クラスの大気観測所を作り上げるために協力をしています。このMoUはヘルシンキ大学とのパートナーシップを強化し、共同研究を推し進めるための新たな道筋をつけるものだ」と述べた。一方、ヘルシンキ大学のタルコマ教授は、「IIT-Dとの研究協力関係は、拡大と深化を続けている。包括的な長期の大気観測は、地球環境を理解し、将来の大気質を予測するために重要だ」と強調した。

今回のMoUに基づいて、IIT-Dとヘルシンキ大学は、研究・教育プログラムや教材、文献に関する情報を交換することにも合意した。両大学は互いの教員を招待し、短期の教育プログラムを企画する。また、資金提供を受けるための研究やトレーニングプログラムの共同提案を行い、両大学が協力して実施することに合意した。

2022年12月15日付け発表

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部