2023年09月
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ヘルスケア領域に関するAI・機械学習の会議開催 インド

インド工科大学マドラス校(IIT-M)は、IIT-M傘下のロバート・ボッシュ・データサイエンス・人工知能(AI)センター(RBCDSAI)が、センターフォーレスポンシブルAI(CeRAI)およびセンターフォーインテグレイトバイオロジー&システムスメディシンE(IBSE)と共同で「第5回ヘルスケアに関するAI/ML会議」を開催したことを発表した。8月17日付け。

イベントの目的は、200名以上の関係者を集め、学界と産業界で現在行われているヘルスケア領域の研究について発表をすることだ。また、インドのヘルスケア分野におけるAIのスタートアップ企業の展示や、インドの状況における責任あるAIの役割について具体的に議論するパネルディスカッションなどが行われた。

シンガポールのがん科学研究所所長のアショク・ヴェンキタラーマン(Ashok Venkitaraman)氏は、開会の挨拶で、「データサイエンスは医療に革命をもたらしました。2014年にIIT-Mで始まったIBSEイニシアチブは活気ある研究エコシステムに成長し、その革命をリードする態勢を整えています」と話した。

インドのトランスレーショナル健康科学・技術研究所(THSTI)の母子保健特別教授であるシンジニ・バトナガル(Shinjini Bhatnagar)氏は「ヘルスケアとデータ科学者のコラボレーションは、この分野におけるソリューションの開発に不可欠です」と話した。

RBCDSAIおよびCeRAIの責任者であるB.ラビンドラン(B. Ravindran)教授は、「RBCDSAIの重要な使命のひとつは、AIとAIを活用したサービスをより広く普及させることです。この会議では、ヘルスケア分野でのAIの応用について理解を深めていただけるよう、ヘルスケア分野に働きかけています」と関係者間の協力を求めた。

IBSEのコーディネーターであるヒマンシュ・シンハ(Himanshu Sinha)教授は、「さまざまな利害関係者が一堂に会する本イベントは、社会全体に利益をもたらす方向にAIを進化させる上で極めて重要です」とイベントの重要性を強調した。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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