2023年12月
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サミット「対話2023:科学技術の地平を広げる」を開催 インド理科大学院

インド理科大学院(IISc)は、インド政府主席科学顧問室(OPSA)と共同で「対話2023:科学技術の地平を広げる」と題したサミットを開催したことを発表した。

このサミットは11月18日にインドのベンガルールで開催され、社会経済的課題や気候変動のような脅威への対応における科学・技術・イノベーションの重要性を認識し、破壊的技術に関連する倫理的課題、国際協力の役割、多様な知識体系を認識する必要性などに焦点が当てられた。

サミットは5つのセッションからなり、IISc所長やインド政府主席科学顧問、インド電子情報技術局(MeitY)事務次官、ムンバイのタタ基礎研究所上級教授など様々な専門家による講演やパネルディスカッションが行われた。

主な内容は以下の通り。

  1. 第1セッション: 量子コンピューティングや量子通信のような新興技術の可能性と規制の必要性についての講演
  2. 第2セッション: 人工知能(AI)のような破壊的技術に関する倫理的課題、原則に対するパネルディスカッション
  3. 第3セッション: インドのデジタル成長とデジタル決済システムであるユニバーサル・ペイメント・インターフェース(UPI)のようなデジタルサービスの影響についての特別講演と、国際的な技術競争力を高めるアプローチや国際協力のバランスについてのパネルディスカッション
  4. 第4セッション: 「科学と社会」を中心とした「地の多様性」に焦点をおいたセッション。土着の知識システムの重要性に関する講演と、伝統的知識を利用しやすくするための政策ギャップと潜在的な道筋についてのパネルディスカッション
  5. 第5セッション: 「科学に対する一般市民の認識」に関する講演

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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