インド工科大学マドラス校(IIT-M)は、National Programme on Technology Enhanced Learning (NPTEL)にて、インドで急成長しているスポーツ科学に関する7つの新しいオンラインコースを開始する。受講料は無料。
NPTELは、インド工科大学7校(マドラス、ボンベイ、デリー、カーンプル、カラグプル、グワハティ、ロールキー)とインド工科大学バンガロール校にて2003年から開講されている。今回新しく始まるコースは、理論と実践的応用のギャップを埋めることを目的とする。
コースの内容は以下の通り。
IIT-MのNPTELコーディネーター、アンドリュー・タンガラージ(Andrew Thangaraj)教授は、「インドでは競技スポーツが急拡大しており、スポーツ領域全体で熟練した人材への需要が高まっています。このコースは、学習者がパフォーマンスを向上させる方法を理解し、食事やトレーニングの頻度をモニターし、回復プログラムを策定し、スポーツ科学への総合的なアプローチを提供できるようにするものです」とこのコースの重要性を語った。
このコースは、スポーツ科学、理学療法、体育学、その他の関連分野の学士号や修士号を目指す学生に適しており、修了後は、これらの分野でディプロマやPG学位を取得することができる。さらに学生以外にも、コーチ、アスリート、トレーナー、理学療法士、栄養士など幅広い層を対象としている。対象となる分野は、運動生理学、運動科学、スポーツ栄養学、傷害予防、トレーニングの基礎、ストレングス・コンディショニング、スポーツ心理学などであり、理論と実践的な知識を通して、参加者はスポーツ科学の分野でキャリアを築くための貴重な学びを得ることができる。
(2023年12月20日付発表)
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部