2024年03月
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定量生物学と実践に重点、生物科学修士課程を新規開講 インド工科大学

インド工科大学デリー校(IIT-D)は2月5日、クスマ・スクール・オブ・バイオロジカル・サイエンスで新学術プログラムである生物科学修士課程を開講することを発表した。

このプログラムは2024-2025年度より開始される2年間の修士課程プログラムであり、定員は20名。入学には修士合同入学試験(JAM)2024を受ける必要がある。

IIT-Dは、学生が日常的に専門分野を超えて科学的な問題に取り組んでいる。科学と工学のさまざまな分野で30を超える学術団体が存在し、これらのユニット間の活発な協力体制が、現代の学際的な生物学の概念的理解と教育を育むのに理想的な、活気ある生態系を作り出している。IIT-Dの研究科長ビシュワジット・クンドゥ(Bishwajit Kundu)教授は「新しいプログラムは、大学院レベルで学際的な生物学を学びたい学生に貴重な機会となります」としている。

新プログラム担当のマニディパ・バネルジー(Manidipa Banerjee)教授は、「バイオテクノロジー業界での就職に備え、また学際的な生物科学分野で、より高度な研究に向けた強固な基盤を提供するため、コースワークのバランスを確保しました」と語った。

このプログラムの特徴は、以下の通り。

  1. 現在の雇用市場におけるビッグデータ分析とプレゼンテーションのギャップを埋めるために、コアトピックとして定量生物学に対して重点を置いている。
  2. 学生は選択科目を自由に選ぶことができる。
  3. このプログラムでは、「教える」のではなく「やって学ぶ」ことに重点を置く。プログラムのすべてのコア・コースは、実践的または分析に基づく要素を持ち、純粋な理論コースは1つも提案されない。
  4. 最終学期には、アカデミックな研究室やスタートアップ企業でのプロジェクトやインターンシップに参加することを奨励する。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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