2025年04月
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産学連携に焦点を当てたイベントINTENT2025を開催 インド工科大学デリー校

インド工科大学デリー校(IIT-D)は3月7日、IIT-D材料科学工学部(DMSE)が主催するイベントINTENT2025が、業界をリードする専門家や研究者、学術関係者を結集し、コラボレーションを通じてイノベーションを推進することに成功したと発表した。

IIT-D研究・イノベーション(R&I)パークで開催されたINTENT2025は、最先端の研究や産業界のパートナーシップ、将来に備えたイノベーションを促進し、社会の課題を解決するための産学連携の推進に焦点を当てたイベントである。この主なハイライトは次の通りである。

  1. 業界主導の洞察:JKタイヤ(JK Tire)社、マリコ(Marico)社、ラーセン・アンド・トゥブロ(L&T)社、ジンダル・ステンレス(Jindal Stainless)社などの専門家が、持続可能な素材や人工知能(AI)による欠陥検出、先進的な製造における画期的な技術の共有を図った。
  2. 戦略的パネルディスカッション:タタ・パワー(Tata Power)社、ヒンダルコ(Hindalco)社、HHV社のリーダーが、業界のトレンドや研究開発から市場へのスケーラビリティ、ネットゼロエミッションに向けたインドの取り組みを議論した。
  3. ハンズオン・ネットワーキング:業界の代表者らにより、DMSEとの研究協力やインターンシップ、スタートアップの機会を検討した。
  4. キャリアとカリキュラムの向上:業界協力者との話し合いにより、学生インターンシップや業界と連携したコースワークやスキル開発プログラムへの道を開拓した。

このイベントは、長期的な研究協力の促進や寄付に関する機会の模索、産業諮問委員会の設立に向けた確固たる取り組みを確認し閉会した。これらの取り組みは、学術界と産業界の持続的なパートナーシップを確保する。DMSEは、技術革新のフロンティアを継続的に前進させ、材料科学と工学の世界的リーダーとしてのインドの地位を確固たるものにする。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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