韓国の科学技術情報通信部(MSIT)と英国のデジタル・文化・メディア・スポーツ省(DCMS)は第4回韓国―英国ICT政策フォーラム(the Fourth Korea-UK ICT Policy Forum)をオンラインで開催し、6G開発を含 むICT関連の協力について話し合った。7月14日の開催。
このフォーラムは2013年に韓国と英国の間で締結された了解覚書(MoU)に基づき、情報通信技術(ICT)政策の優先事項を共有し、具体的な協力方法を話し合うことを目的としている。
最初に韓国がポストパンデミック時代を見据えた「デジタルニューディール」計画を紹介した後、両国が人工知能(AI)のほか、5G、6G開発計画、サイバーセキュリティ、データ等に関する政策を共有した。
英国は韓国の6G開発計画に強い関心を示し、6Gに関する学術的ワークショップを開催する等、この分野での協力を促進したい意思を表明した。
また両国は、第3回のフォーラムを受けて実施された、地下鉄での5Gを用いた拡張現実(AR)サービスのパイロットプロジェクトを高く評価し、今後1年以内にICT関連の新たな共同研究を行うことで合意した。
さらにAI分野でも、国際的イニシアティブ「AIに関するグローバルパートナーシップ(Global Partnership on AI: GPAI)」を通じて協力の機会を探ることで合意した。
MSITのチョ・キョンシク(Cho Kyeongsik)副次官は、MSITの方針について「共有された政策的優先事項に基づき二国間協力を強化し、デジタルトランスフォーメーション時代の国際的行動計画の形成を目指す」と語った。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部