2021年11月
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韓国-スウェーデン科技合同委開催、気候変動や感染症研究の協力で議論

韓国の科学技術情報通信部(MSIT)と教育部(Ministry of Education)は、スウェーデン政府と第3回韓国-スウェーデン科学技術合同委員会(ROK-SWE Science and Technology Joint Committee)をオンラインで開催したと発表した。10月15日付。

この委員会は、2009年10月に調印された韓国-スウェーデン科学技術協定(Korea-Sweden Science and Technology Cooperation Agreement)に基づく政府間の協力組織として、科学技術政策に関する情報を交換し、将来の共同研究分野に関する議論を行う機会を提供している。

今回の委員会は、スウェーデンが高度な研究能力を有する気候変動分野や将来の感染症対策に関する共同研究の機会を検討することを主な目的として開催された。

委員会は科学技術政策の共有から始まり、既存の合同プロジェクトの評価、新たな協力方法の議論へと進行した。主な成果は以下の通り。

  • 1. 韓国が2022年の研究開発投資計画を、スウェーデンが2045年までのカーボンニュートラル達成に向けた政策を紹介し、共通の関心事項を再確認した。
  • 2. 2022年に感染症関連の共同研究を実施する案を前向きに検討し、エネルギー貯蔵やサイバーセキュリティ等の関心分野についても議論した。
  • 3. 韓国のグリーン技術センター(Green Technology Center)とスウェーデンのストックホルム環境研究所(Stockholm Environment Institute)がインテリジェンス情報技術(AIや機械学習)を用いたカーボンニュートラルの実現方法に関する共同研究を進めることで合意した。
  • 4. ストックホルムにあるMSITの関連機関、韓国-北欧科学技術協力センター(KNTEC) を通じた意見交換を推進することで合意した。
  • 5. KNTECとスウェーデン研究評議会(Vetenskapsrådet) が、韓国と北欧の研究者によるワークショップを開催し、共同研究や共著論文を通じて交流を推進することに合意した。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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