韓国の浦項工科大学校(POSTECH)はサムスン電子(Samsung Electronics)と共同で、新設の「半導体工学科(Department of Semiconductor Engineering)」を通じて次世代の半導体技術者を育成する計画であると発表した。2021年12月16日付。この学士課程を修了した学生にはサムスン電子社での就職が保証される。また、大学院過程への進学も可能だという。
POSTECHとサムスン電子社はこれに先立ち、同年11月22日に開催されたオンラインセレモニーで、共同で半導体技術者を育成する契約に署名した。
(提供:POSTECH)
POSTECHは2023年から2027年にかけて毎年40名、5年間で計200名の学生をこの学科に入学させる。これらの学生はPOSTECHのコアカリキュラムの修了後、半導体工学科の過程で、設計、材料、加工、デバイス、ソフトウェアの各分野における半導体の専門家になるための知識を習得する。学生には学費のほか追加の奨学金が支給され、海外の会議への参加等、グローバル人材を目指すための教育プログラムが提供される。
POSTECHのキム・ムーファン(Kim Moo Hwan)総長は「この学科の卒業生は、半導体業界を主導し、業界と国家の発展に貢献するだろう」と語った。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部