韓国の科学技術情報通信部（MSIT）は3月8日に開催された科学技術に関する諮問委員会（Advisory Council on Science and Technology）の第37回審議会で、2023年の研究開発予算配分の枠組みとなる「国家的研究開発に関する投資の方向および基準（Investment Direction and Standard for National R&D of 2023）」を審議した。

韓国政府は2023年、世界の技術競争で優位に立つことを目標として、以下の分野に重点的に投資することを計画している。

• 政府指定の10の重要・新興（critical and emerging）技術の育成
• 2050年までの炭素中立（carbon neutrality）の達成
• デジタルへの移行

さらに科学者と技術者の育成、研究を中心に据えた（research-centric）基礎科学研究環境の構築、中小企業の技術力の強化等にも投資する。

その他の支援策としては、研究開発を支援するプラットフォームの設立や、公共部門と民間部門のイノベーションリーダーを結ぶ研究開発投資システムの改良を計画している。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部