韓国の科学技術情報通信部(MSIT)は6月3日、「AIチップの人材育成プログラム(AI chip talent nurturing program)」の実施校として、ソウル大学校(Seoul National University)、成均館大学校(Sungkyunkwan University)、崇実大学校(Soongsil University)の3大学を指定した。
このプログラムは、人工知能(AI)半導体分野を担う高度人材への需要の高まりに対応し、大学の学部生らに専門教育と実務研修を提供することを目的として新たに策定された。指定された大学は2022~2024年に約14億ウォン(約1億4000万円)の助成を受け、電子工学、コンピューター工学、半導体システムエンジニアリング等の専門分野で包括的かつ実践的な教育を提供する。
MSITのイ・ジョンホ(Lee Jong-Ho)長官は5月30日、世界のチップ市場の主導的国家となることを目的とした半導体人材の育成方法を議論するラウンドテーブルを開催した。会議には韓国科学技術院(KAIST)の総長、サムスン電子(Samsung Electronics)、SKハイニックス(SK Hynix)、ファウンドリDBハイテック(DB HiTek)等の企業の経営幹部が参加した。
MSITは大学生と大学院生を対象とした以下のような人材育成プログラムを資金面で支援する。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部