2022年09月
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強さと速さを兼ねた人工筋肉へー画期的な高分子電解質を開発 韓国

韓国の浦項工科大学校(POSTECH)は、同校の研究チームが、イオン伝導性と機械的強度を両立する二官能性(bifunctiona)高分子電解質(polymer electrolyte)を開発したと発表した。8月11日付け。この研究成果は学術誌 Advanced Materials に掲載された。

近年、映画『パシフィック・リム』に登場する巨大ロボットのように、生体の筋肉を模した人工筋肉をロボットに装備するための研究が行われている。しかし、人工筋肉を動かすアクチュエーターの主要な材料である高分子電解質の機械的強度と速度(伝導性)は相反する性質であるため、強さと速さを兼ね備えた人工筋肉の実現は困難であった。

POSTECHの研究チームは、2オングストローム(Å)の間隔で異なる官能基を配置した、新たな高分子電解質を考案した。この高分子はイオン結合と水素結合両方の相互作用を生じさせることで、上記の相反関係を解決できる可能性がある。

(提供:いずれもPOSTECH)

この研究の成果は、高速かつ強度に優れた人工筋肉の開発を通じて、ソフトロボティクス(soft robotics)やウェアラブル技術にイノベーションをもたらす可能性がある。また、次世代の全固体電気化学素子や安定性の高いリチウムリチウム金属電池の開発にも応用できると期待されている。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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