2022年11月
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スク・ファン・ス(Suk-Hwan Suh)教授、スマート工作機械のISO規格を発行

韓国の浦項工科大学校(POSTECH)のスク・ファン・ス(Suk-Hwan Suh)教授(POSTECHスマートファクトリー研究センター長)が開発したスマートマニュファクチャリングにおけるサイバーフィジカル制御スマート工作機械システム(CPSMT)の国際規格(ISO 23704-1, 2)が発刊された。この国際規格は、昨年5月にISO最終国際規格案(FDIS)で承認され、この度、国際規格として発行された。

ISO 23704は、インダストリー4.0の中核技術であるサイバーフィジカルシステム(CPS)を、コンピュータ数値制御(CNC)工作機械で実現するための世界初の国際規格である。ISO専門委員会(ISO/TC184/SC1/WG11)の議長として、またCNC機械工作およびスマートファクトリーのエキスパートとして、ス(Suh)教授は約140の技術文書を展開、出版している。特に今回は、CNC工作機械で世界をリードする数カ国の支援を受けながら、5年がかりで成し遂げた偉業であるため、その意義は大きい。

工作機械は、機械を作る機械という意味で「マザーマシン」と呼ばれ、その国の技術力を示す指標とされている。ハードウェアやソフトウェアのソリューションだけでなく、サービス業などにも影響を及ぼしている。中でも、製造システムの最適化に貢献するとともに、加工時のモノのインターネット、デジタルツイン、人工知能技術による異常検知の予測・保全に貢献するスマート工作機械は、スマート製造革新の重要なインフラとなる。

今回のISO国際規格の承認は、2018年から韓国技術標準庁が支援したものであり(標準技術高度化プログラム)、スマート工作機械産業の後発国である韓国の国際的な知名度を高めるだけでなく、韓国産業が国際規格を先取りすることで韓国のブランド力、技術力を高めると期待されている。

ス(Suh)教授は、韓国の国際競争力向上のために2020年から始まったスマートマニュファクチャリングツールの制御システム開発プログラム(K-CNC) に参画している。このプロジェクトでは、ISO 23704に基づき、韓国のスマートCNC工作機械を体系的に開発することを目的としたパイロットスタディを行っていた。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部