2024年02月
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世界最大・最先端の「半導体メガクラスター」の構築を計画 韓国政府

韓国政府は1月15日に「人々の生活に利益をもたらす半導体業界」というテーマの下で開催した政策討論会において、世界最大かつ最先端の半導体メガクラスター(mega semiconductor cluster)の構築計画を発表した。

メガクラスターは京畿(Gyeonggi)南部の2,102万平方メートルにわたる地域に形成され、多数の半導体企業や関連機関を集積する。計画の要旨は以下の通り。

  • システム半導体における10%以上の市場シェアと、50%のサプライチェーン自立率(self-reliance rate)の達成を目指す。
  • 2047年までに622兆ウォンの投資を行い、16施設(13カ所の製造施設と3カ所の研究施設)を新設する。
  • 材料、部品、装置の量産に向けた実証実験環境(testbed)を構築し、24兆ウォン相当の政策財政的支援(policy financial support)により投資を加速する。
  • 板橋(Pangyo)、水原(Suwon)、平沢(Pyeongtaek)を研究開発・教育ハブとして開発する。
  • 全国の半導体の研究開発インフラを「MoaFab」サービスとして統合し、世界的な科学技術ハブを育てる。

このメガクラスターでは、2030年までに月間770万枚のウエハーを製造し、2ナノメートル以下のプロセスに基づくシステム半導体エコシステムを形成することを目指す。また、346万人分の雇用をもたらし、人々の生活の大幅な向上につながると期待される。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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