2025年02月
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2025年業務計画を策定、AI強国を目指す活動に重点 韓国MSIT

韓国の科学技術情報通信部(MSIT)は1月13日、「2025年業務計画(Work Plan for 2025)」を、チェ・サンモク(Choi Sang-mok)大統領権限代行兼経済副首相(Acting President and Deputy Prime Minister for Economic Affairs)に提出した。

この業務計画は「AIによりデジタルトランスフォーメーションを先導し、科学技術を通じて未来を開拓する」というビジョンの下で策定されたものであり、以下の3つの政策方向に基づいている。

  1. 科学・技術・デジタルインフラストラクチャに基づく成長原動力の強化
  2. 未来に向けた研究開発(R&D)システムのイノベーションと人材育成
  3. 科学技術を通じた公共福祉の向上と経済活力の推進

この計画は主に以下の9つの政策イニシアティブで構成される。

  1. 世界のAIリーダートップ3の1つとなるための全力を挙げた取り組み
  2. 先端バイオテクノロジーや量子科学などの国家戦略技術におけるリーダーシップの確保
  3. 全政府的な技術商用化エコシステムの形成
  4. 先駆的R&Dへの移行の加速
  5. 政府出資の研究機関における基礎研究とイノベーションの質的変革
  6. 卓越した人材の育成
  7. 公共福祉のための思いやりあるデジタル社会の形成
  8. 国民が信頼できるデジタル安全性の確保
  9. 科学技術を通じた地方のイノベーションの推進

ユ・サンイム(Yoo Sang-im)MSIT長官は、「技術覇権をめぐる国際競争においてリーダーシップを確保するには、AIの3大強国の1つになるという目標を達成し、デジタルトランスフォーメーションを先導し、確固たる科学技術により未来を開拓することが非常に重要になる」と述べた。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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