米スタンフォード大学ショレンスタインアジア太平洋研究センター(APARC)は1月17日、同大学の社会学者でありAPARCディレクターのシン・ジウク(Shin Gi-Wook)教授が、韓国系アメリカ人功労賞(Korean American Achievement Award)を受賞したと発表した。同賞は1月11日、サンフランシスコで開催された韓国系アメリカ人の日の122周年記念式典で授与された。
韓国系アメリカ人功労賞は、韓国系アメリカ人コミュニティの学術、文化、市民活動の発展に大きな貢献を果たした個人を表彰するものである。シン教授は、民主主義、ナショナリズム、韓国の社会的発展、移民、国際関係に焦点を当てた研究を通じて、韓国の現代的課題に対処し、米韓の架け橋となることに努めており、これまでの尽力が評価された。
シン教授が創設ディレクターを務めるAPARCの韓国プログラムは、スタンフォードにおける現代韓国に関する学際的研究と対話の拠点に成長した。2022年に20周年を迎えた同プログラムは、韓国の未来の発展と米韓関係の強化を主導する次世代リーダーを育成するプラットフォームの役割も果たしている。
シン教授はまた、学際的な政策関連の比較研究や出版を通じてアジアにおける新たな社会・文化・経済・政治的課題に取り組むスタンフォード・ネクスト・アジア・ポリシーラボ(Stanford Next Asia Policy Lab:SNAPL)も統括している。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部