2025年02月
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米国と再生可能エネルギー技術協力に関するMoUを締結 韓国KIER

韓国エネルギー技術研究院(KIER)と米国エネルギー省(DOE)傘下の国立再生可能エネルギー研究所(NREL)は1月9日、再生可能エネルギーに関する研究と技術開発における協力に向けた了解覚書(MoU)を締結した。KIERが1月24日付けで発表した。

KIERとNRELは2000年と2015年にも、ワークショップを通じた協力に関するMoUを締結している。今回、両機関は、目に見える研究成果の創出に向けたより体系的な基盤を構築する必要性を認識し、新たなMoUを締結するに至った。

このMoUは、重要なカーボンニュートラル技術における協力を目指すものであり、主な協力分野には以下が含まれる。

  • 太陽光発電(PV)および太陽エネルギー資源評価
  • 持続可能な水素エネルギーに関する基準、規格、技術経済分析(TEA)
  • 分散型エネルギー源(DER)の運用状況管理(health)および最適化のための人工知能
  • エネルギー貯蔵(特にカルノーバッテリー)
  • バイオエネルギー
  • エネルギーシステム統合

両機関はこのMoUを通じて、共通の関心分野における共同研究プロジェクトの検討や定期的なワークショップ、専門家の交流を通じて技術協力の強化を行うことに同意しており、2025年中に米国でワークショップを開催することを計画している。

KIERのイ・チャングン(Yi Chang-Keun)院長は「このMoUは韓国と米国のエネルギー技術協力における新たなパラダイムを示すものであり、将来のエネルギー産業の主要な推進要因を確保することにつながります」と語った。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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