2025年03月
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2025年に向けて量子技術分野に1980億ウォンを投資 韓国MSIT

韓国の科学技術情報通信部(MSIT)は2月13日、2025年に、韓国の量子科学技術エコシステムを強化し世界のイノベーションを先導することを目的とした32のタスクを新たに実施すると発表した。

量子科学技術は、韓国が戦略的投資において優先する3つの「ゲームチェンジング」技術の1つとなっている。MSITは2025年、この分野に対して、前年の54.1%増となる1980億ウォンの予算を配分している。実施が計画されているプロジェクト数は24件で、このうち15件のプロジェクトで32の新しいタスクを導入する。

主要な新しいプロジェクトには以下が含まれる。

  • 量子コンピューティングサービス・利用基盤:量子コンピューティング技術の商用化に向け、検証済みの量子コンピューターを国内の研究機関に提供
  • 量子ICTエンジニアリング技術開発(通信):技術的自立と競争力の強化に向けた量子通信材料のローカライズ
  • 量子計測(量子情報測定手法・中核技術の開発):次世代の量子計測手法の探索
  • 量子科学技術における主要大学のグローバルパートナーシッププログラム:量子分野における世界の主要機関との連携の促進
  • 量子研究ハブプロジェクト:研究開発、人材育成、基盤拡大を目的とした、次世代量子研究と応用量子研究に特化した2つの研究ハブの選定

MSITのクォン・ヒョンジュン(Kwon Hyun-jun)研究開発政策局長(Director-General of R&D Policy)は、「2025年は国際連合(United Nations)により国際量子科学技術年と定められており、我々はこの年を量子産業化に向けた基盤とするつもりです。基礎研究とともに、量子技術の商用化に向けた準備も徹底して進めていきます」と述べた。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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