韓国の科学技術情報通信部(MSIT)は2月13日、2025年に、韓国の量子科学技術エコシステムを強化し世界のイノベーションを先導することを目的とした32のタスクを新たに実施すると発表した。
量子科学技術は、韓国が戦略的投資において優先する3つの「ゲームチェンジング」技術の1つとなっている。MSITは2025年、この分野に対して、前年の54.1%増となる1980億ウォンの予算を配分している。実施が計画されているプロジェクト数は24件で、このうち15件のプロジェクトで32の新しいタスクを導入する。
主要な新しいプロジェクトには以下が含まれる。
MSITのクォン・ヒョンジュン(Kwon Hyun-jun)研究開発政策局長(Director-General of R&D Policy)は、「2025年は国際連合(United Nations)により国際量子科学技術年と定められており、我々はこの年を量子産業化に向けた基盤とするつもりです。基礎研究とともに、量子技術の商用化に向けた準備も徹底して進めていきます」と述べた。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部