2025年04月
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ホライズン・ヨーロッパ準加盟踏まえEUとの協力強化に向け議論 韓国MSIT

科学技術情報通信部(MSIT)は3月7日、ソウルで、欧州委員会(EC)研究・イノベーション総局(Directorate-General for Research and Innovation)と科学技術に関する韓国-欧州連合(EU)共同委員会(ROK-EU Joint Scientific &Technological Cooperation Committe)の第8回会議を開催した。

今回の会議は、EUの研究・イノベーション支援プログラム「ホライズン・ヨーロッパ」に韓国が準加盟国として参加することを踏まえた両者の科学技術協力の強化に向け、3月6日の韓国-EU研究・イノベーションデイ(Korea-EU Research and Innovation Day)と合わせて開催された。

韓国側の議長をファン・ソンフン(Hwang Sung-hoon)MSIT国際協力官(Director General for International Cooperation)が、EU側の議長をシグネ・ラッツォ(Signe Ratso)EC研究・イノベーション総局次長(Deputy Director-General)が務め、両政府の政府高官やEU加盟国の在韓大使館の科学技術担当者ら約30名が出席した。

会議の主な議題は以下の通り。

  • 第1セッション:韓国・EUがそれぞれの科学技術政策を共有し、政策の方向性を議論した。
  • 第2セッション:韓国のホライズン・ヨーロッパへの参加に特化した議論を行った。両政府の参加支援策を紹介した後、健康、人工知能、量子技術、カーボンニュートラル技術などの主要分野における協力の可能性を中心とする、部門に特化した議論を行った。
  • 第3セッション:韓国が準加盟国として参加するホライズン・ヨーロッパの第2の柱の範囲を超えたさまざまな機会が探索された。第1の柱の下での協力の可能性も議論された。
  • 第4セッション:2026~27年のホライズン・ヨーロッパワークプログラムにおける優先事項と2028年に開始される新たな研究開発プログラム「10th Framework Programme(FP10)」について議論した。

ファンMSIT国際協力官は「ホライズン・ヨーロッパの準加盟国として、科学技術分野における韓国・EU間の協力から目に見える成果を生み出すために尽力します」と述べた。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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