2025年07月
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オン・オフライン融合、教育エコシステムを共同構築 高麗大学校と韓国サイバー大学

韓国の高麗大学校(Korea University)は6月12日、韓国サイバー大学(Cyber University of Korea)と未来志向の高等教育システムを確立するための研究と人材交流のための協定を締結したと発表した。

調印式は5月29日、高麗大学校メインホールの第2会議室で、両校の学長を含む約20人の関係者が出席し行われた。両校は、それぞれの強みを活かして、教育や研究を始めとしたさまざまな分野で協力していく予定である。これには、学術交流やカリキュラムの共同開発と運営、教職員交流、学生交流、単位の相互認定、研究・学術会議の共同開催、施設・設備の相互利用などが含まれる。両校の教育方法や資源を融合したこの協働モデルは、高等教育の新しい方向性を示すことが期待される。

高麗大学校のキム・ドンウォン(Kim Dong-One)学長は、「これはデジタルトランスフォーメーション時代の要求を満たす新しい教育エコシステムを共同で構築するための第一歩です。韓国サイバー大学との協定は、オンラインとオフラインのプラットフォームの連携により、学術の視野を広げ、両校にとって継続的な成長の機会となります」と述べた。一方、韓国サイバー大学のイ・ウォンギュ(Lee Won-gyu)学長は、「この協定は、高麗大学校の伝統的なオフライン教育と韓国サイバー大学のオンライン教育インフラが出会い、将来の教育に対する新たなビジョンを提示し、教育に関する協力を実現するための出発点です」と述べた。

両校は、実務者評議会の運営を通じて、協力施策を具体化し、カリキュラムの設計やコンテンツの開発、研究、学術交流など、さまざまな分野での連携を拡大していく予定である。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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