2021年11月
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炭素削減へCCUS・水素など5つの優先手法公表 豪政府

オーストラリア政府のアンガス・テイラー(Angus Taylor)エネルギー・排出削減担当相は、排出削減基金(Emissions Reduction Fund: ERF)を活用し2022年に優先する5つの手法を新たに発表した。10月1日付。

ERFは、温室効果ガスの削減や二酸化炭素(CO2)の貯留に取り組む企業を支援する枠組みである。手法は、ERFに参加するプロジェクトが、排出削減量を推定し、真に炭素を削減するために従うべきルールを設定する。

今回採用された5つの優先的手法は以下の通り。

  • 炭素回収・利用・貯留(Carbon capture use and storage: CCUS):工業材料の製造等
  • 輸送:電気自動車の充電インフラや、鉱業業界等で使用される重車両の燃料の置き換え
  • 水素:ガス供給網へのクリーン水素の注入や、発電や鉄鋼業での水素の活用
  • 統合的な農地手法:土地に基づく複数のERFの活動の組み合わせ
  • サバンナの火災管理:既存の手法に基づく最新の炭素会計の導入や、対象とする炭素プールや植生タイプの拡大

これらの手法は、一般から公募した意見に基づき決定された。政府は引き続き、新たな技術の発展に注視しながら手法を策定する。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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