2021年11月
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基礎サービス用探査車を月面探査で使用することでNASAと合意 豪政府

オーストラリア政府は、同国が開発・製造する「基礎サービス用探査車」(foundation services rover)を将来の月面探査ミッションで使用することで米航空宇宙局(NASA)と合意したと発表した。10月13日付。

月面探査ミッションのイメージ (写真提供:オーストラリア産業・科学・エネルギー資源省)

「基礎サービス」とは、地球外の長期滞在に向けた探査ミッションを支援するための継続的な活動を指す。この探査車は、酸素を含む月面の表土(レゴリス)の採取に用いられる予定である。NASAは月面でレゴリスから酸素を抽出し、利用することを計画している。

このプロジェクトは政府の宇宙産業支援計画「月から火星(Moon to Mars)」イニシアティブを構成する計画の一つ、「トレイルブレイザー(Trailblazer)」プログラムの支援を受けて実施される。

探査車の開発はオーストラリアの企業と研究機関による共同事業体に発注され、「トレイルブレイザー」プログラムから5,000万豪ドルの資金が提供される。NASAはこの探査機を2026年以降に発射することを計画している。

探査車は月面で運用可能なことや、高度な自動運転機能、20kg以下であること等が条件となる。

詳細は、2021年後半に「トレイルブレイザー」プログラムのガイドラインと共に発表される予定である。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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