オーストラリアのアンガス・テイラー(Angus Taylor)エネルギー・排出削減担当相は10月26日、スコット・モリソン(Scott Morrison)首相と連名で、2050年までの温室効果ガス排出実質ゼロを目標とした「オーストラリア長期排出削減計画(Australia's Long Term Emissions Reduction Plan)」を発表した。
この計画は、既存産業や地域経済を保護しながら2050年までの実質ゼロを目指すための道筋を提示するものである。
現行の政策に基づいて策定されており、
―という5つの原則に沿っている。また、特に、技術のコストを低下させ大規模導入を加速することに重点を置いている。
この計画には以下のような行動指針が盛り込まれている。
モリソン首相は、「この計画は、実質ゼロの目標達成に向けた責任ある、実際的な行動を示している 」とし、「税ではなく技術(technology, not taxes)を通じて結果を出す」と強調した。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部