オーストラリア政府は11月19日、ガス供給拡大計画「Gas Fired Recovery」の下でガス資源の開発を支援する3番目の盆地として、南オーストラリア州北東部からクイーンズランド州南西部にかけて広がるクーパー・アダベール盆地(Cooper and Adavale Basins)を指定した。
ガス産出の 開発が強化されるクーパー・アダベール盆地 (写真提供:オーストラリア産業・科学・エネルギー資源省)
「Gas Fired Recovery」は2020年~2021年度の連邦予算案の一部として発表された計画であり、ガス産出地である5つの盆地 の開発強化を掲げている。この計画は、オーストラリアのガス資源を最大限に活用し、国内のガス供給量を増加させ、価格に低下圧力をもたらすという政府の目標に基づいている。
政府は今回のガス開発計画に6,000万豪ドル以上を投資し、約3,000万豪ドルずつを次の2つのイニシアティブに割り当てる。
政府は、この計画の長期的な展望をまとめた戦略計画書を近く発表する予定である。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部