オーストラリア政府の産業・科学・資源省(Department of Industry, Science and Resources)は4月6日、ドイツ政府の連邦経済・気候保護省(Federal Ministry for Economic Affairs and Climate Action)と、重要鉱物のバリューチェーン開発に向けた共同研究に関する共同声明(Joint Declaration of Intent)に署名した。
(出典:豪政府)
重要鉱物は電気自動車(EV)やバッテリー、ソーラーパネル等のクリーンエネルギー技術の推進に不可欠であり、両国は多様性・強靭性・持続可能性のある重要鉱物のバリューチェーンを構築することの重要性を認識している。
この共同研究では、両国が掲げる「ネットゼロ」目標の達成を支える重要鉱物プロジェクトの新たな機会を創出するため、次のような項目を評価する。
両国はこのパートナーシップを通じて実施されるプロジェクトに共同で出資することを計画している。この研究は、豪州の重要鉱物の抽出・精錬・リサイクル関連産業の発展を促進するとともに、ドイツの製造・リサイクル活動に必要な重要鉱物の供給を確保することにつながると期待される。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部