2023年11月
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科学を通じて東南アジアとの友好関係を構築 豪CSIRO

オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)は、豪州の「隣人」である東南アジア諸国との間で、科学的連携を通じた長期的な友好関係の構築に取り組んでいる。9月26日付発表。

3つの主な領域と具体的な取り組みは以下の通り。

1) クリーン、安全、健康な地域

  • 研究者やイノベーター、投資家と連携してプラスチック問題の解決を目指す「インド太平洋プラスチックイノベーションネットワーク(Indo-Pacific Plastics Innovation Network)」のイノベーションハブをインドネシア、ベトナム、タイ、ラオス、カンボジアに設置。
  • マレーシア・サラワクに設置した水質モニタリングシステム「Aquawatch」のパイロットサイトで、マングローブ林からの溶存炭素の流出状況を調査。

2) 知識、技術、データ共有への扉を開く

  • インドネシアの政府職員を招きデータ関連の専門知識を共有する「Data 4 Development (D4D) Fellowship」プログラムを実施。

3) イノベーションと現地スタートアップの成長

  • 「Aus4Innovation」プログラムを通じたベトナムのイノベーションシステムの支援。

Aus4Innovationチームは、オーストラリアとベトナムのチームを統合して、テクノロジーとデジタル変革の新興分野を探求することに取り組んでいる
(出典:CSIRO)

シンガポールを拠点にCSIROの科学顧問(science counsellor)として活動するアメリア・ファイフィールド(Amelia Fyfield)氏は、「この地域の成功は私たちの成功である」と語り、科学を通じた東南アジアとの協力の重要性を強調した。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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