豪ディーキン大学(Deakin University)のチャド・ウィーラン(Chad Whelan)教授率いる研究チームが、豪国家情報局(Office of National Intelligence)の助成を受けて、隠れた犯罪(covert crime)に対処するためのネットワークサイエンス(network science)の活用に関する新たな研究プロジェクトを開始する。10月12日付発表。
ネットワークサイエンスは、違法薬物密売、武器密売、ランサムウェア攻撃などの隠れた犯罪ネットワークについて把握し、破壊する方法を解明する上で有用であることが示されてきた。しかしこれまでの研究の大部分は比較的小規模なグループに適用され、横断的で、静的な方法論や分析技術を用いていると、同大学のデービッド・ブライト(David Bright)教授は指摘する。
ブライト教授によると、この研究では、
―の2つを主な目的とするという。
同プロジェクトは国家情報局の「2023 National Intelligence and Security Discovery Research Grants」プログラムの7件の助成対象プロジェクトの一環。研究資金として50万豪ドル超を支給され、3年間にわたって実施される。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部