オーストラリア政府は、英国のブレッチリーパークで開催された「AI安全サミット(AI Safety Summit)」に出席し、人工知能(AI)の安全で倫理的な責任ある開発を約束する国際共同宣言「ブレッチリー宣言(Bletchley Declaration)」に署名した。この宣言は11月1日に発表され、豪州、日本、米国、中国を含む28カ国と欧州連合(EU)が署名した。
(出典:豪政府)
ブレッチリー宣言はAIがもたらす機会とともに、各国政府が協力してリスクを管理することの必要性を強調し、国際社会がAIの利益をあらゆる人々のために安全に活用することを促している。特に「最先端(frontier)AI」(高度な能力を持つ汎用AIモデル)において生じるリスクに対処するための行動計画の焦点として、以下の2つを挙げた。
豪州政府は、この宣言について、責任あるAIの実現を支援する同政府の既存の取り組みを補完するものになるとしている。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部