オーストラリア政府は、2026年春の施行を目指して、計量法(measurement legislation)の改正を行うと発表した。11月8日付。
(出典:豪政府)
計量に関する基準や規則は国家の経済や生活水準において非常に重要な役割を果たしており、正確な計量は国際取引の基礎となる。豪州の現行法は同国の計量政府に対する消費者の信頼を支えている一方で、規範的(prescriptive)で柔軟性を欠き、新技術の導入に対応していない。
今回の改正は、変化する商慣行と計量のニーズに対応することを目的としており、以下のような法を目指している。
改正のより具体的な目標は次の通り。
この改正は、1960年に制定された現行法に対し、国家計量機関(NMI)が主体となって2017~21年に実施した見直し(review)に基づいている。豪政府は2026年4月に予定される改正法の施行に向け、2024年半ばから移行に向けた関係者とのコミュニケーションを開始する。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部