オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)は、循環型経済技術に取り組む豪州・インドのスタートアップと中小企業(SME)を対象に、新たなアクセラレータープログラム「India Australia Rapid Innovation and Startup Expansion (RISE) Accelerator」を開始すると発表した。11月21日付。
スタートアップとSMEを対象とした新たなアクセラレータープログラム
このプログラムはCSIROと、イノベーション・アントレプレナーシップ文化の醸成を目的としたインド政府のイニシアティブ「Atal Innovation Mission(AIM)」が共同で実施する。
CSIROでRISEプログラムを統括するタマラ・オギルビー(Tamara Ogilvie)氏は、このプログラムは、成熟した技術を持ち、インド・豪州間で拡大したいと考えるスタートアップとSMEに重点を置くものであると述べた。
また、プログラムの概要について「9カ月のアクセラレータープログラムを通じて、スタートアップが新たな地域で初期のステップを円滑に進め、適切なパートナーや顧客、人材とより早くつながり、国際市場で成功するための信頼性を構築できるよう支援する」と説明する。参加費は無料で、参加企業は豪州・インド間の複数の渡航機会に加え、最大7万5,000豪ドルの株式取得なし(non-equity)の助成金を申請する資格を得られる。
第1ラウンドは、廃棄物に関するイノベーションを通じて持続可能な未来を創出することを目指すCSIROの「Circular Economy for Missions」プログラムと連携して実施される。
同プログラムは2024年1月7日まで企業の応募を受け付けている
(出典:いずれもCSIRO)
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部