2024年09月
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エネルギー部門の共同研究、5名の学者が東ティモールを訪問 豪政府

オーストラリア産業・科学・資源省(DISR)は8月23日、「東ティモール・オーストラリアエネルギーパートナーシップ(Timor-Leste Australia Energy Partnership)」の下で、豪州の学者5名が7月に東ティモールを訪問したことを伝えた。

(出典:豪政府)

今回の訪問は、同パートナーシップの一環としてエネルギープロジェクトにおける両国の学者の協力を支援する「研究機関強化プログラム(Research Institute Strengthening Program)」に基づき行われた。訪問期間中、東ティモールの大学6校と豪州の大学4校に所属する参加者は、以下に関する研究プロジェクトを進展させた。

  • 二酸化炭素回収・貯留
  • 地熱エネルギー
  • 地質学
  • 化学
  • 環境
  • ソーシャルライセンス

豪州の大学は以下の4校である。

  • 西オーストラリア大学(University of Western Australia)
  • カーティン大学(Curtin University)
  • エディスコーワン大学(Edith Cowan University)
  • クイーンズランド大学(University of Queensland)

参加者らは、2025年半ばまでに研究プロジェクトの成果を発表し、学術誌に投稿する。

訪問中、豪州の研究者は以下の活動も行った。

  • 東ティモール国立大学(The National University of Timor-Leste)で、数百人の大学生に対するエネルギートピックに関する講演を実施
  • 同国の文化や重要施設を紹介するツアーに東ティモール側の参加者とともに参加

「東ティモール・オーストラリアエネルギーパートナーシップ」はDISRと東ティモールのNational Petroleum Authority (ANP)が共同で実施しており、エネルギー部門における専門知識の共有や業界とのつながりの構築、能力開発を目的に、カンファレンスやネットワーキング、産業施設の訪問、研究メンターシッププログラムなどを主催している。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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