台湾の大学のグリーン化ますます"Going"

3月5日、台北科技大学(台湾台北市)の屋上に承徳サンシャインスクエアが新設されたと発表された。約300平方メートルの半屋外スペースで、展示会や学生活動、学生と教職員のレクリエーションセンターとして利用できる。広場の特徴は、屋上にソーラーパネルを採用し、大学の管理棟で使用する太陽光発電を行っていることだ。 この太陽光発電システムによる年間発電量は約9万4000kWh(キロワットアワー)が見込まれ、大学の電気代を約30万台湾ドル(約110万円)節約できるという。

承徳サンシャインスクエアの設立に一役買ったのは、台北科技大学の卒業生で、石油会社「チャント・オイル」の会長を務めるリー・イーファ(Lee Yi-Fa)氏だ。同社は、ファーストフード店やフライドチキンから集めた廃棄油をバイオディーゼルに転換している。リー氏は年間約6万トンのバイオディーゼルをヨーロッパに輸出し、年間約20億台湾ドルの収益を得ている。

台北科技大学は最近、「2020 UI GreenMetric大学ランキング」の高層ビル部門で1位にランクされた。このことは、同大学が持続可能なキャンパスの構築に多大な努力を払っていることを示している。

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