海外パートナー向けに台湾南部の科学技術施設を視察 台湾科技部

台湾科学技術部は4月27日、海外のパートナー向けに台湾南部の科学技術視察ツアーを主催し、26カ国の駐在代表らを含む約100人が参加したと発表した。科技部の呉政忠部長が率いる一行は、台南市のシャルン(沙崙)スマート・グリーンエネルギー・サイエンスシティや、南台湾サイエンスパークなど、台湾南部の著名な科学技術施設を訪問した。

台湾行政院は昨年、蔡英文総統が発表した「6つの中核戦略産業」の構築を推進するため、精密医療、サイバーセキュリティ、ポスト5G衛星、半導体、産業DX、サイバーインフラに関する6つの技術プロジェクトを立ち上げており、台湾南部はそれら重点技術の研究開発とイノベーションのハブ機能の強化対象地域となっている。

その一環として科学技術部は、シャルン(沙崙)スマート・グリーンエネルギー・サイエンスシティと周辺の研究開発機関を統合して「南台湾技術回廊」を形成し、半導体や5Gアプリケーションのサプライチェーン構築に貢献することを計画している。

今回の視察では、台湾南部の重要都市である台南市、高雄市の市長らが、スマート技術、ヘルスケア、サイバーセキュリティなどの先端技術分野における最新の開発状況と投資機会についてブリーフィングを行ったほか、南台湾産業クラスターを構成する技術集約型企業への訪問や、技術展示会も開催された。

台湾は、世界41カ国および3つの国際機関と119に及ぶ科学技術協力関連協定に署名するなど、海外との戦略的なパートナーシップ関係を維持している。科技部は、今回の視察を通じて、台湾の高度なグリーンテクノロジーやスマートヘルスケア開発に関する国際的な認知度を高め、海外パートナーとの協力関係を一層強化することを目指している。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部