半導体研究の大学院を初めて設置、企業と連携で人材育成 台湾

台湾の陽明交通大学(NYCU)は台湾で初めての半導体に関する大学院となる「産業-大学イノベーション研究所(Institute of Industry-University Innovation)」の設立を教育部(Ministry of Education)から承認されたことを明らかにした。8月24日に発表した。台湾積体電路製造(TSMC)とメディアテック(MediaTek)をはじめとする大手ハイテク企業7社と連携し、産業界と大学の共創(cocreation)を通じて次世代半導体の研究・開発人材を育成することを目的とする。

産学連携のイメージ

NYCUのチーホン・リン(Chi-hong Lin)学長は、半導体の開発が限界に達した後、この技術をさらに進化させるには、新世代の基礎科学研究と開発が必要になると考える。NYCUでは「教育、学習、訓練、利用(teach, learn, train, and use)」をコンセプトに、産業界と大学の相互作用に基づく共創を推進するという。

同研究所は2020年~2021年度から学生の受け入れを開始する。将来の半導体の設計や製造プロセスに関する高度な産業人材を育成する「将来的半導体研究所(Institute of Prospective Semiconductors)」と、産業発展に関わるさまざまな分野の専門知識を持つプロフェッショナル人材を育成する「スマートシステム研究所(Institute of Smart Systems)」を含み、それぞれ修士課程と博士課程を設置する。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部