スロバキアとサイエンスパーク・宇宙産業に関する協力に合意 台湾

台湾の国家発展委員会(National Development Council)のミンシン・クン(Ming-Hsin Kung)大臣と科技部のツンツォン・ウー(Tsung-Tsong Wu)大臣が率いる貿易・投資代表団が、10月21日、スロバキア科学アカデミー(SAS)を訪問し、SASの経営陣やスロバキア研究開発機関(SRDA)、教育省(Ministry of Education)の代表者と、科学技術業界や高等教育、革新的研究に関する意見を交換した。

科技部とSASは1996年に了解覚書(MOU)を取り交わし、両国の研究機関の交流や共同研究を支援してきた。

会合には、SASの量子技術研究センターの所長で、欧州連合(EU)の量子技術研究計画「量子フラッグシップ(Quantum Flagship)」の戦略諮問委員会(SAB)のメンバーでもあるウラジミル・ブゼク(Vladimir Buzek)博士も出席した。

ウー大臣は、台湾はICT業界の主要プレイヤーとして、量子コンピューター開発だけでなく、サイバーセキュリティのための量子通信技術にも注力するとアピールした。また、ブゼク博士のネットワークを通じて台湾の量子技術研究が欧州との連携を深められることに期待していると述べた。

さらに10月22日、スロバキアの首都ブラチスラヴァで、ウー大臣の立会いの下、新竹サイエンスパーク事務局(Hsinchu Science Park Bureau)のウェイン・ワン(Wayne Wang)局長とスロバキアのジリナ大学研究センター(Research Centre of University of Zilina)のフィリップ・パストレク(Filip Pastorek)所長が、二国間の協力強化に関する覚書に調印した。今後、これに基づく活発な技術交流や人材交流が行われると期待されている。

同日、台湾宇宙産業開発協会(Taiwan Space Industry Development Association)のジョンシン・ウー(Jong-Shinn Wu)会長は、スロバキアの宇宙企業「3IPK」およびパートナーのブロックチェーンSaaS企業「DECENT」と協力覚書に調印し、宇宙産業に関する二国連携の新たな基盤を築いた。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部