アジア太平洋ハブ(Asia-Pacific Hub)のReform for Resilience Commission は10月26日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するアジア太平洋地域のレジリエンス(強靭性)に焦点を当て、その鍵となるワクチン接種の現状を分析した報告書を発表した。
同報告書によると、アジア太平洋地域の国々は現在以下の「3重の課題」に直面している。これらの課題は欧州や南北アメリカと比較したワクチン接種の遅れや将来のレジリエンス低下の一因になるとしている。
これらの課題に対し、同地域の国々は以下のような行動を起こしている。
同報告書では、COVID-19は、適応、循環しながら発生を繰り返す「風土病(endemic)」になりつつあり、アジア太平洋地域の国々がこれに対応できるレジリエンスを確保するための3つの基盤として、以下を挙げている。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部