台湾大学(NTU)は、イスラエルのパートナーをつなぐ「マッチメイキング・ワークショップ」をビデオ会議で開催した。ワークショップにはイスラエルと台湾の大学から80名の教員や学生が参加した。主に教員間での研究交流に重点が置かれ、参加者は仏教学、中国学、食、バイオ医学、経営、法、生命科学の7分野に関するグループに分かれて議論を行った。
NTUの社会学部長フンダー・スー(Hungdah Su)教授がリーダーを務める中国学グループでは、イスラエルのテルアビブ大学(TAU)の教員陣との間で、台湾とイスラエルにおける国際関係や政治、パンデミック下の経済・技術開発が議論された。
医学やバイオテクノロジーの分野では、参加大学の間で共同研究センターを設立する可能性も話し合われた。NTUの法学部と経営学部はイスラエルのエルサレム・ヘブライ大学(HUJI)と長年にわたり学生交換プログラムを行っている。今後は研究における教員間での協力体制を強化するための機会も検討している。
大学教授らによる研究成果の共有や深い交流を通じ、これらのグループディスカッションは、台湾・イスラエル間の協力に向けた機運を盛り上げた。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部