【共同通信】 TSMCと東大が共同ラボ開設 台湾以外で初、22億円投資

東大と半導体受託生産世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は12日、先端半導体開発の共同研究と教育を進める「TSMC東大ラボ」を東京都文京区の東大施設内に開設し、運用を始めたと発表した。TSMCが台湾以外の大学と共同でラボを開設するのは初めて。投資金額は非公表だが、関係者によると、TSMCは5年で1500万ドル(約22億円)を投じるという。

記者会見で米玉傑共同最高執行責任者は「東大と緊密に連携し、グローバルな半導体人材を共に育成していく」と強調。東大の藤井輝夫学長は生成人工知能(AI)などの発展に触れ「半導体の教育を充実させ、人類の課題に取り組む」と述べた。(共同)

「TSMC東大ラボ」を開設し、握手する東大の藤井輝夫学長(左)とTSMCの米玉傑共同COO
12日午前、東京都文京区

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