韓国生命工学研究院(KRIBB)
研究機関の概要
所在国 | 韓国 |
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日本語表記 | 韓国生命工学研究院(KRIBB) |
英語表記 | Korea Research Institute of Bioscience and Biotechnology(KRIBB) |
現地語表記 | 한국생명공학연구원 |
主管省庁・部局 | 科学技術情報通信部 |
本部所在地 | Daejeon Headquarter125 Gwahak-ro, Yuseong-gu, Daejeon 34141 |
キャンパス所在地 | 大田(本部) 清原支部 全北支部 |
土地・建物等の面積(㎡) | - |
ウェブサイト | https://www.kribb.re.kr/eng2/main/main.jsp |
ニュースページ | https://www.kribb.re.kr/eng2/main/main.jsp |
予算(ドル) | 147,634,331 ※2022年3月末換算 |
創立年 | 1985年 |
沿革
1985年、遺伝子工学研究センターとして発足。1995年に韓国生命工学研究院(KRIBB)に改称、1999年に独立法人化し現在に至る。
組織・人員
組織
【バイオメディカル研究部門】個別化ゲノム医療研究センター 希少疾患研究センター バイオセラピューティック・トランスレーショナル・リサーチ・センター 免疫療法研究センター 疾患ターゲット構造研究センター 代謝制御研究センター ゲノム編集研究センター 研究支援サービス部
【生体材料研究部門】合成生物学・バイオエンジニアリング研究センター バイオナノテクノロジー研究センター セルファクトリー研究センター 植物システム工学研究所 産業用バイオマテリアル研究センター 研究支援サービス部
【国家的課題研究部門】エイジング総合研究センター 感染症研究センター 環境疾患研究センター バイオディフェンス研究センター 幹細胞融合研究センター 研究支援サービス部
【バイオ技術革新部門】技術移転センター 中小企業支援センター バイオプロセス技術センター 中核施設管理センター
【KRIBBスクール】
【清原支部研究所:バイオインフラストラクチャー部門】実験動物資源センター 生物評価センター 国立霊長類研究センター 未来型動物資源研究センター 国際生物材料研究センター ABS研究支援センター 和漢薬研究センター 抗がん剤研究センター マネジメント&オペレーション部
【全北支部研究所】機能性バイオマテリアル研究センター 微生物バイオテクノロジー研究センター 免疫制御材料研究センター 生物資源センター 霊長類研究センター マネジメント&オペレーション部
研究者数
722人
研究支援者数
-
研究活動
代表的なプロジェクト、研究成果、産学連携など
近年の顕著な研究成果として以下がある。「アルデヒド結合の空間的拘束によるD-スレオニンアルドラーゼのCβ-選択的アルドール付加反応」、「薬物吸収のための機能的ヒト小腸上皮モデルの開発」、「マウス胚性幹細胞における非テロメア配列によるテロメアのリフォージ」、「多価不飽和脂肪酸生合成経路が胃がんにおけるフェロプートシス感受性の解明」、「磁気共鳴イメージングを用いた移植ヒト幹細胞のin vivoモニタリングプラットフォーム」、「腫瘍由来Dilp8/INSL3は脳内Lgr3/8を介して摂食神経ペプチドを制御し、がん性食欲不振を誘発することの解明」、「多剤耐性菌のクラスター化した正規インタースペース短パリンドロミックリピートを介した表面増強ラマン散乱アッセイの研究」、「ABP3を介した膜脂質飽和は、加齢に伴い骨格筋の流動性を変化させ、小胞体ストレスを誘発させることの解明」、「COVID-19活性化SREBP2がコレステロールの生合成を乱し、サイトカインストームを引き起こすことの発見」、「コレステロールの蓄積によるスクアレンエポキシダーゼの減少が大腸がんの進行と転移を促進することの発見」など
研究機関の特徴
KRIBBは、1985年の設立以来、基礎研究、国家研究インフラ、バイオ産業における革新と進歩を先導する韓国の生命科学コミュニティの最前線に立っている。韓国では、バイオテクノロジーが経済成長のエンジンであると同時に感染症、気候変動、エネルギー危機、高齢化など私たちの生存と生活の質に直接関わるグローバルな課題に対する重要なソリューションとして認識されつつあり、そうした状況下でKRIBBは多くの新しい課題と挑戦に向き合っている。
KRIBBの使命は以下の通り。
・国内外の研究機関、学術界、産業界と共同で、バイオサイエンスおよびバイオテクノロジーの分野における研究開発活動および関連事業を行うこと。
・科学研究および技術開発の成果を普及させること。
KRIBBの主な機能は以下の通り。
・バイオエンジニアリングとバイオエコノミーにおける高度なコア技術の開発と普及
・革新的なバイオの融合、将来の成長エンジンの創造、バイオ課題の解決
・国内外における生物工学研究開発のための公的基盤を支援
・公共インフラの整備支援、政府系シンクタンクの機能強化、優秀な人材育成、中小企業の事業化支援など。
※理研とグローバルパートナーシップを結ぶ。
その他
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