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国立宇宙機関

研究機関の概要

所在国 台湾
日本語表記 国立宇宙機関
英語表記 National Space Organization(NSPO)
現地語表記 國家太空中心
主管省庁・部局 科技部
本部所在地 新竹市東區展業一路9號8樓
キャンパス所在地
土地・建物等の面積(㎡)
ウェブサイト https://www.nspo.narl.org.tw/index.php?ln=en
ニュースページ https://www.nspo.narl.org.tw/news_list.php?ln=en
予算(ドル) 94,960,113 ※2022年3月末換算
創立年 1991年

沿革

行政院が承認した15年間の国家宇宙技術開発計画に基づき1991年に設立された国立宇宙機関(NSPO)は、台湾で唯一の宇宙関連の専門機関である。

組織・人員

組織

地上部(衛星データ解析課 衛星操作管制課) 衛星ペイロード・部品開発部(衛星ペイロード開発課 衛星部品開発課) 衛星バス開発部(衛星機械工学課 衛星組み立て・試験課 衛星アビオニクス課)
事務・技術支援・財務部門
プロジェクト室

研究者数

88人

研究支援者数

122人

研究活動

代表的なプロジェクト、研究成果、産学連携など

・FORMOSAT-7衛星プロジェクトでは、高精度の気象観測を継続するために、信頼性の高いミッション型気象衛星システムを構築する。
・中解像度の地球リモートセンシング衛星で、地球の局所画像を撮影して災害や環境変化を監視する技術の検証を目的とする「6U快速飛試立方衛星(6U Fast Validation CubeSat)」プロジェクトを、東京大学大学院工学系研究科の中須賀真一教授の研究室、日本の株式会社アークエッジ・スペース、日本の株式会社スペースBDとの共同で実施している。
・FORMOSAT-5衛星プロジェクトは、センチネル・アジア災害監視プロジェクトを支援し、救助隊や災害派遣部隊の災害評価・分析に協力している。

研究機関の特徴

NSPOは学術研究の推進、台湾独自の宇宙技術の確立、最先端の宇宙科学研究、衛星利用の推進を使命としている。具体的な組織のミッションの変遷は以下の通り。
長期宇宙計画の第一段階(1991年〜2006年):宇宙技術開発に必要なインフラ整備と技術・人材育成を行う。
長期宇宙計画の第二段階(2004年〜2018年):産官学と研究を統合し、台湾の宇宙科学技術を強化し、台湾の宇宙開発システム、衛星応用技術能力、関連施設を確立する。
第3期宇宙長期計画(2019~2028年):人材育成、先端技術開発、宇宙産業の確立を目指す。
NSPOが独自開発した地球観測衛星のFOMOSATシリーズは改良を重ね、日々高性能化を遂げている。最新のFOMOSAT8計画では、解像度1メートルの高解像度光学リモートセンシング衛星を6機開発し、太陽同期軌道上の衛星システムに投入して、地上からの画像の後処理によりサブメーターの解像度を実現する予定である。 衛星画像(ステレオ画像を含む)の全球カバー、動的なモニタリング情報を提供し、リアルタイムの衛星リソース要求に対応するシステムを構築する。 実施計画では、第1衛星と第2衛星はそれぞれ2023年と2024年、第3衛星と第4衛星は2025年と2026年、第5衛星と第6衛星は2027年と2028年に打ち上げられる予定である。

その他

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